楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

オンライン『学び合い』講座

今日はFacebookの教育Update Groupで「校種を超えたオンライン『学び合い』講座」の講師として発表させていただきました。内容は、私が『学び合い』に出会ってから今に至るまでの流れと、これから実践していきたい『学び合い』についてです。ざっくりまとめると以下のような感じです。

●今までの実践

本の通りに実践

→課題の範囲を少しずつ広げた自由進度学習

→現在は生徒に授業をデザインしてもらっている

●これから実践したいこと

①1・2・3年生合同『学び合い』

②異校種でのオンライン『学び合い』

③専門学校とのオンライン『学び合い』

これらの実践に共通する想いは「生徒が多様で多数の繋がりを作る機会を作りたい」というものです。発表後は質問を受けたりブレイクアウトルームでの対話に参加したりしたのですが、自分以外の方の視点はとても貴重だなぁと実感しました。

そして発表したことにより、自分の思考が整理できるというのもメリットですが、実は裏の目的に「発表したからにはやらなければならない」というものがあります(笑)。自分への追い込みです。ここをスタートラインにして、また行動を起こしていきたいと思います。この機会を設定してくださったA先生、そして素敵なファシリテートをしてくださったY先生、そして参加者の皆さん、本当にありがとうございました!

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モダン・タイムス

この間のオンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)でチラッと話題に出た映画「モダン・タイムス」を観ました。1936年に公開されたチャールズ・チャップリン主演のほぼサイレントな映画です。資本主義社会や機械文明を痛烈に風刺した作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の一部分のようになっている世の中を笑いで表現しています。

特にチャップリン演じる主人公が工場で働くうちに精神が病んでいく様子が印象的でした。決まった時間にスタートし、決まったラインに労働者が配置され、決まった仕事をこなしていく工場で、チャップリンはひたすらスパナでネジを回す仕事をします。少しでももたつくと他の人の持ち場に影響が出ます。しまいには昼食休憩まで全自動化しようとする実験に巻き込まれる始末。まさに工業化社会の行き過ぎた部分を映し出しているようでした。何気に冒頭の豚の群れとラッシュアワー時の人間の群れを対比してる感じがなんとも労働者の尊厳が失われていく感じを表現していてやたら記憶に残ってます。

何も考えずに社会の奴隷となる労働者になっていいのだろうか?そんな問いを投げかける映画だったのかもしれません。最初の方だけでも観ることをオススメしたい映画です。それにしてもチャップリンの身体能力ヤバいですね…。

https://m.youtube.com/watch?v=gRm0sz6lNLQ

前進せねば

「クラスの固定化した人間関係を壊せる」「年齢関係なく多様で多数なつながりを作る機会を生徒に提供できる」「教員間の風通しをさらによくできるかも!」

どう考えてもメリットが多すぎる1・2・3年生合同『学び合い』。メリットがあり、実施してもリスクがほとんどないのであれば、踏みとどまる理由はありません。変な壁を感じていて踏ん切りをつけれなかったですが、実現に向けて行動していきます。

支部総体

本日、顧問をしている卓球部の支部総体1日目。学校対抗戦が行われました。私が卓球素人のため、生徒に色々と決めてもらいながら試合を進めていました。試合で「先生!何かアドバイスありませんか⁉︎」と言われたら「えっと…ノビノビやってこい!」くらいしか言えないレベルの素人です(笑)。生徒たち同士で「あそこに打ってみたら?」「このサーブ出したら絶対つっついてくる」など、私には理解できないやりとりをしながら考えまくっている姿を「すごいな〜」と思いながら眺めていました。

結果としては男女ともに惜しくも県大会への切符を手にすることはできませんでした。特に今大会で引退となる3年生を含む女子チームは全員号泣。試合結果も本当にあと一歩というところでした。「お疲れ様」と声をかけたらまた泣いちゃいました(笑)。

まだシングルスとダブルスが残っています。1人でも多く県大会に出場できることを期待したいと思います。

イノベーター

今日の朝の時間、担当の先生からビジネスコミュニケーション検定の説明をクラスにしていただきました。説明後、「卒業してからは検定等は受ける機会も少なくなってくる。必ずしも生きてくるとは言い切れないけど、チャレンジしてみる価値はあると思うよ。」と伝えました。すると、朝のSHR後に速攻で申し込む子が!驚きました。まさにイノベーター。

「即踏み切れる子ってクラスに1人いるかいないかだよ!すごいなー!」と伝えると、まんざらでもない様子(笑)。わかる子はわかるんだなぁと実感しました。

良い対話とは?

今日は対話の先生塾と教育update Groupのコラボ企画「対話的な学びって?」が開催されました。自分が主催しているオンライン読書会について、何かヒントを得られるかもしれないと思い参加しました。

ブレイクアウトルームでは「良い対話とはなんだろう?」が話題の中心となりました。パワポを共有して思考を整理してくださる参加者の方のおかげでスムーズに進んでいきました。とても充実したブレイクアウトでした。

個人的に一番印象に残っているのは、目的意識があるからこそ対話が深まる、というものです。振り返ってみると、今までは読書会の目的というものをシェアしていませんでした。「自分の成長に繋がる新たな気づきを得る」という目的をしっかり伝えていきたいと思います。

飛び込みで参加させていただいたイベントでしたが、たくさん新しい気づきを得られました。主催してくださった先生方、そして参加者の皆さん、貴重な時間をありがとうございました!

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何気に聞いてます

「全員が80点以上を取る」という目標のもと、私は一斉授業をしつつも、聞くか聞かないかは生徒に任せている授業があります。数学Bの解説をしている時も、バリバリ数学Ⅱの二次方程式を解いてる子がいたり、iPadで授業動画をみている子もいたりしておもしろいです。

今日、数列の等差数列の和の場面で「1から100まで全て足すといくつになると思う?」と問いかけてみると、なんと教室の一番後ろの子たちがピクッと反応し、なにやらジェスチャーして解き方を伝えてきました。これにはビックリ。教室が広くてかなり離れていたのですが、聞き耳は立てているんですね。必要な情報を自分で選択する力のある子はいるものだなぁと実感。侮れませんな。

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