楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

解説課題を乗り越える

昨年度の1時間ごとに完結する『学び合い』では、解説してサインを3つもらう課題はほとんど全員達成できませんでした。解説することの意義を語りきれなかった私の責任だと思います。それを踏まえて今年度は初のミニ単元『学び合い』に加え、その中に解説課題を盛り込む形にしてみました。特に、授業の最初と最後の語りでは「多様な人と繋がると自分にとって得である」ことをなるべくエビデンスに基づいて語る事を心がけました。

 

そのおかげで……なのかはわかりませんが、今日の生徒たちの動きに若干の変化がありました。今まで授業内ではほとんど関わりのなかった生徒同士が解説をし合っていたのです。「ここはなんで2になるの?」「そこは…えーっと…何でだろう?」こんなやりとりを見守っていると、数分後には完璧に近い解説ができあがっていました。これには本当に驚きました。

 

数人だけとはいえ、このような生徒たちが出てきたことは貴重です。2割弱の生徒が人との繋がりの大切さを意識して動いてくれれば、全体に広がるための橋渡しになる…はずです。夏休み前のミニ単元『学び合い』も残り2回。なんとしても全員達成してほしいです。