楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

学級経営って何?

妻がオンラインで学級経営についての研修を受けていました。いつでも都合がつく時間に受講できるものです。学び方も多様になってきたことを実感しています。そして身銭を切って学ぶ姿勢は尊敬します。その研修を横目で見ていると、「そもそも学級経営って何?」という問いがありました。個人的には「学級経営を通して生徒たちに将来どうなってほしいのか?」という問いだと解釈しています。

 

考えてみると、クラスは何のために存在しているのかはっきりと答えられる先生がどれくらいいるでしょうか?答えられたとしても、1年後〜卒業までのスパンを超えて10年、20年後を考えての答えを出せる先生がどれくらいいるでしょうか?おそらく本当にひと握りだと思います。昨日オンラインゼミの仲間が、同じ職場に管理して生徒を押さえつけようとする先生と、それに憧れる若手がいることを話していました。でも、管理して日々落ち着いて授業を受けている生徒たちが卒業して、就職して、その後の社会で生きられるのか?と考えると不安になってしまいます。

 

学級は「一生涯付き合える仲間を得る場所」だと考えています。そして、生徒が卒業した後に我々が残せるのは「仲間」だと思います。『学び合い』関連の書籍を何度も読み、オンラインゼミで質問を繰り返す中で少しずつこの事が自分の中で腑に落ちているのがわかります。

 

それにしても妻から「学級経営って独学でやってる部分大きいよね」と言われて納得。大学でまともに学んできていない分野です。根拠「俺」レベルの実践が多くなるのは自然の流れだと思います。理論をしっかり身につけ、長いスパンで生徒の将来を見据えた学級経営を心がけていきたいです。