楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

竜とそばかすの姫

 

昨日、「竜とそばかすの姫」を観てきました。細田守作品を映画館で観るのは初でした。結論としてはとても見応えがある作品でした。おもしろかったです。そしてちょいちょい過去作の「サマーウォーズ」を思い出す描写が多かったのも印象的でした。

 

今作では仮想世界「U」が出てきます。サマーウォーズでは仮想世界「OZ」が出てきていました。「U」では自分自身の分身を作り、全く別の人生を生きることができるというものでした。サマーウォーズの「OZ」のときは「すごい世界観だなぁ」と思いつつ、「さすがにこんな世界ありえないだろう」とも思って観ていました。しかし2021年になって考えるとみると、そこまで絵空事でもないのかもしれません。

 

サマーウォーズ公開から12年経ちました。この12年でスマホが世界的に普及しました。TwitterFacebookなど、SNSが発達しました。zoomやGoogle meetにより、遠くの人と話すだけでなく研修会や飲み会もできるようになりました。つまり、以前と比べて世界中の人たちと格段にネットワークを構築しやすくなりました。形は映画とは違うかもしれませんが、それに近いレベルの仮想世界が実現するのかもしれません。この12年、技術が本当に発展してきたんだなぁとしみじみ感じています。

 

何気に印象的だったのが、これだけ技術が発展したのに最新作での人々の暮らしは、サマーウォーズのときと見た目はほとんど変わっていないということです。一見するとわからないけどよくよく見てみるとかなり変化している。今の私たちの暮らしそのものだと思います。そんな生活の中、世界中の人たちとつながりをもてる空間が実現すると思うと、なんだかワクワクしてきます。すごい時代に突入したなぁと実感させられた映画でした。