本日、ある３年生の大学入試に向けた志望理由書作成の手伝いをしました。将来何になりたいのか聞いてみると、高校数学教諭を目指すとのこと。自分と同じ職種かぁと思いつつ下書きしたものに目を通すと、どんな教師になりたいのか迷っていて、かなり書きにくかったであろう空気が伝わってきました。本人に「書きにくかったでしょ？」と聞くとものすごく頷いていました（笑）
最優先は、自分の軸をもつことかなと考え、「なんで教員になりたいの？」と聞いてみました。するとしばらく悩んだ後、「友達に数学を教えて、そしてどんどん成長していく姿を見て、将来は生徒たちが大人になっていく手助けをしたいと思ったからです。」と答えました。驚きました。恩師に憧れた話や数学が好きだから、という答えが返ってくると思っていました。「生徒を大人にする」という答えがこの段階で出てくるとは…。
その生徒と話しているうちに、私がなぜ教員になったのかも話しました。簡単にですが自分の想いを伝えられたかなぁと思います。まぁ、参考程度に「そういう先生もいたっけなぁ」と思ってくれる程度で十分です。そして本心から「何年後かに彼と働いてみたいなぁ」と思いました。ずいぶん気が早いですが、一緒の職場で働けるところを想像してワクワクしてしまいました。
