楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

読書会「イノベーションのジレンマ」

本日、クローズドではありますがオンライン読書会を開催しました。課題図書は「イノベーションのジレンマ」です。自分としてはこの本を読んでいて「従来の一斉授業」と『学び合い』との関連を思い浮かべていました。わかりやすさを追求した一斉授業も、もはや生徒・保護者のニーズをとうに超えてしまっている気がしている気がしていました。『学び合い』は一斉授業とはガラッと考え方を変えたもののため、本でいう破壊的イノベーションに該当するのかな?と考えていました。他の方々はどんな破壊的イノベーションを想像したか質問してみました。

 

聞いてみると、自分とは全く違う切り口でとても興味深かったです。特に印象に残っているのは「対面授業」と「オンライン授業」の関係です。オンライン授業はその場の空気感であったり、対面授業と比べて劣っている部分があるとはいえ、場所を選ばず実施できる等の利点があります。現在広域通信制等で実施されていますが、そこからもしかすると他の分野にも広がっていくかも…的な話題で盛り上がっていました。

 

他にも教師の仕事が「教えること」から「どうやって学ぶ方向に気づかせるか」に変わってきたのではないか?という自分自身の考えの変化の話題もありました。そしてなかなか捨てられない学校行事、なかなかやめられない全員受験の検定など、捨てることの難しさについても盛り上がりました。

 

今回の読書会での個人的な気づきとしては「自分の今までの考えを捨ててアップデートする」ということだと思います。ドラッカーのいう「自分自身を陳腐化させる」ということと繋がってきます。まとまりのないまま色々書きましたが、書ききれないほど充実した時間を過ごすことができました。対話すると多くの気づきを得られることを実感しています。少しずつ、クローズドな読書会から裾野を広げていければなぁと考えています。

 

https://www.amazon.co.jp/イノベーションのジレンマ-―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき-Harvard-business-school/dp/4798100234

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