楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

自分への負荷

「友達の数は何人?」(https://www.amazon.co.jp/dp/4772695249/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_EQ9VSQRATZS57VNYJJAQ)読了。ゼミでたまに出てくるダンバー数というものについて知りたくて読んでみました。「集団サイズは新皮質の大きさに比例する」ことや「言葉はサルの毛づくろいから生まれた」など、ダンバー数だけでなくかなり興味深い内容が盛りだくさんで、読み応えがありました。

 

その中で特に印象的だったのが、エンドルフィンについてです。エンドルフィンとは、脳内で機能する神経伝達物質の1つで、分泌されるとなんと免疫システムが万全に機能するようチューンナップする働きがあり、健康に一役買ってくれるとのこと。毛づくろいしたり、笑ったり、歌を歌ったりしたときに分泌されるらしいですが、基本的には「そこそこの痛みが慢性的に続いているとき」に分泌されるそうです。いわゆる負荷がかかっている状態のときだと思われます。

 

これを読んでいて、毎日のSNS発信や定期的なゼミは自分自身に負荷をかけるためのものなのかも、とふと思いました。もちろん、どちらもかなり大変です。毎日のSNS発信は常にネタを見つけるためにアンテナを張っておく必要がありますし、ゼミについては2週に一度程度ですが、毎回質問を繰り返していると先生の答えが予想できるようになってくるため、質問1つ考えるのも苦労します。しかし、どちらも始める前よりはるかに充実感があるのです。これってもしかしてエンドルフィンが出ているからなのかも?とこの本を読みながら気付きました。実際分泌されているかは定かではありませんが…(笑)。

 

一説によるとこのエンドルフィン、モルヒネの6倍もの鎮静効果と恍惚感をもたらすのだそう。自分に負荷をかけた分、健康になれる上充実感も得られるってよく考えてみるとすごいことだと思います。また読み返すと新たな発見がたくさん出てきそうな本なので、また折を見て読み直してみたいと思います。

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