楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

多様な正社員

「教養としての「労働法」入門」を読み進めています。以前、罰則付きの労働時間上限規制についてブログに書きましたが、それ以外にも自分が知らなかった知識が盛りだくさんです。

例えば限定正社員についてです。本では「多様な正社員」と表現していますが、勤務地や仕事内容、そして労働時間が限定された正社員のことです。特に仕事内容の限定についてはジョブ型と言えると思います。日本には有期労働契約が通算5年を超えて繰り返し更新された場合、有期労働者の申し込みにより無期雇用契約に転換することを認める無期転換ルールというものが存在するそうです。これにより期間の定めは無期にすることができますが、中には正社員や限定正社員になる人も出てくるかと思います。「正社員=どの部署でも働ける人」という枠組みは既に壊れ始めていたのですね。

今後は…というか今すぐに高校でも終身雇用を前提とした「ゼネラリスト」育成から、自分の尖った技能で勝負するようなジョブ型を育成する方向に切り替える必要があることを再認識させられました。ゼミでも教わりましたが、何でもそこそこできる人材ではジョブ型雇用に対処できません。「包丁一本晒に巻いて旅に出るのも板場の修行」ですね。

 

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下は参考までに。

多様な人材活用で輝く企業応援サイト(厚生労働省https://tayou-jinkatsu.mhlw.go.jp