楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

教師の職能

日々の仕事をしていると、教材研究や各種書類作成など、やっているうちに「教師の仕事って何だろう?」と考えさせられることがあります。

ゼミの先生の動画を見ていて、オンラインコンテンツの話がありました。コロナ禍でオンライン授業が始まったことにより、生徒もその存在を広く認知するようになりました。これらのコンテンツはチームで練りに練って作成されており、我々教師が1人で教材研究したくらいでは勝ち目がありません。つまり「わかりやすい授業」では我々は太刀打ちできません。これらのコンテンツではできないことに重きを置く必要があります。それは「集団のマネジメント能力」です。具体的には、ミッションの定義、環境の整備、そして評価の3つです。特に評価は「点数」ではなく「見続けること」で、それこそが真髄だと話していました。生徒の成長を興味をもって見守ることで、その教師の姿を見ている一定の生徒の行動が変わり、集団全体に影響し始める、ということだと解釈しました。

以前ゼミで学んだ、「教師の職能は生徒の心に火を灯し、集団を維持・発展させる能力」が少しずつ腑に落ちてきた感があります。職員室で周りの先生を見ていると、本を読んだり、自分で研修会に参加するような熱心な先生は実は結構います。そういう人たちが「そもそも自分たちの仕事って何?」を明確にするだけで熱量をかけるべきところを切り替えるきっかけになるように感じます。そのために、自分ができることをちょっとずつチャレンジしていこうと思います。もちろん、したたかに…。