「断絶への航海」を読み進めています。やっと半分すぎまで来ました(笑)。知らない用語がたくさん出てきて頭がクラクラしてくるSF小説ですが、後半になるにつれて地球人が移住する惑星で形成されているケイロン人の社会にのめり込んでいます。
ケイロン人の社会には貨幣制度がありません。食糧も家も買う必要はなく、タダで手に入ります。ケイロン人にとっての富は「自分の能力」で、貨幣は「他人からの尊敬」です。貨幣制度が当たり前の社会に育った私にとっては違和感だらけですが、考えてみれば「モチベーション3.0」で読んだように、人はお金のような外発的な報酬をちらつかせても仕事のパフォーマンスは上がらず、自分の内から湧き上がる内発的な動機が高いパフォーマンスに繋がるため、その考えがベースなら理にかなっている気もしています。小説の中でだけでなく、私にとっても「当たり前」とされていることを疑うとても良い機会になっています。あと半分!読書会に向けて頑張って読みます!