「富の未来(下)」を読みました。オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)を経て1年ぶりに読み返しました。以前とは全く違う視点で読むことができ工業化・脱工業化のフィルターが自分の中に染み付いてきたことを実感しています。
下巻では、各地で起こっている波の衝突が描かれていました。アメリカや中国、そして日本が直面している工業化と脱工業化への移行に伴う混乱です。特に公教育セクターについては返す言葉もありません(笑)。この混乱を読み解く鍵となるのが基礎的条件の深部にある時間・空間・知識です。この3つを念頭に、脱工業化への移行に向けて公教育で働く自分がアイデアを考えていく必要があると思います。
筆者は最後にこう述べています。
「何が起ころうと、これらが一度に起ころうと、産業革命の前進は止まらなかったし、産業革命に伴う新しい富の体制の普及は止まらなかったのだ。何が起ころうとも。」
脱工業化への流れは止められません。少しでもソフトランディングできるように自分たちにできることを考えていきます。来週4月23日(土)には読書会を行います。参加者の皆さんとシェアするのが楽しみです。
富の未来(下)
教師のためのオンライン読書会