「敗者のゲーム」を読みました。これからインデックス投資を始めようと考えており、オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)でもオススメされた本なので読んでみました。投資について詳しく知りたくて読んだものの、自分の人生設計まで考えさせられる内容でした。
「自分の投資目的に合う投資政策を決定し、それを堅持する自己規律の精神。これこそが本書の主張だ。」と書かれています。シンプルな結論ですが、それを実行する上で考えなければならないことがあることに気付きました。
①投資目的をはっきりさせる
老後の備えとは漠然と考えていましたが「いくら必要か?」といった具体的な部分まではまだまだ踏み込めていません。そこをはっきりさせてこそポートフォリオも決まってくるのかな、と。
②自分の基本方針をブレずに実行し続ける
今みたいに円安だったり、これから大暴落が起こったりすると、売りたくなってしまう衝動に駆られます。そのような行動を取って好転することはまずありません。淡々と、今まで通り、辛抱強く、がベスト解。揺れ動かない精神力を身につけるためにも、知識で武装せねば。
③キーとなるのは「複利」と「時間」
数学教員として、指数関数の増え方の凄さはわかっていたつもりでしたが、改めて見ると複利って凄い。時間が味方すると尚更です。見方を変えると、高い手数料の複利って…かなりヤバいですね。
また、本書から個人的に感じたことは以下の通りです。
①目先の勝ちにとらわれるな
このメッセージは特に伝わってきました。投資以外にも当てはまりそうな気がしています。とりあえず見た目をよくするその場限りな指導をしていないか、大して到着時間変わらないのに通勤中1台でも多く追い越そうとしていないか、考えてみると思い当たる節がありすぎます(笑)。長期的に見る視点を忘れないようにします。
②足るを知る者は富む
本書に書かれていたものです。根っこにあるのはやはりこれなのかなと。自分だけの富をクリエイションできるか、というのも資産形成に関わってくる重要な問題ですね。
まだまだ投資は勉強しはじめたばかりですが、今後の人生まで考えるきっかけをもらった本でした。インデックス投資を始めてからも、逐一読み返していきたいと思います。
「敗者のゲーム」