楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

つきあい方の科学

R.アクセルロッドの著作「つきあい方の科学」を読みました。囚人のジレンマゲームをもとに、協調か裏切りか、というジレンマ状況を進化生物学の視点から解き明かした本です。

この本から学んだことは「仲の良し悪しは協調関係にはあまり関係がなく、長く協調関係を結ぶのであれば長期的な見通しがカギとなる」ということです。なんだかスラムダンクの赤木の「オレたちゃ別に仲良しじゃねえしお前らには腹が立ってばかりだ。だが…このチームは最高だ…」という名言を思い出しました。この一言に全て込められている気がします。

そしてこの本を読みながら常に頭の中に思い描いていたのは「断絶への航海」のケイロン社会です。「しっぺ返し戦略」の集団安定性を見事に描いているSF小説だと思います。また読み返してみるのもアリかもしれません。協調関係に関するヒントをたくさんもらえた本でした。まだまだ理解できてない部分もあるため、ゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)で質問してみたいと思います。

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