楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

読書会終了報告

昨夜は「子どもたちに民主主義を教えよう」のオンライン読書会でした。注目度の高い本というのもあり,たくさんの方に来ていただきました!上越教育大学教職大学院に通われている宮島樹理先生に話題提供をいただき,「深く語り合いたい部屋」と「ゆったり語り合いたい部屋」の2つに分かれて対話しました。民主主義に始まり,今の学校教育の課題,そして工藤勇一先生や苫野一徳先生の想いについてなど,様々な話題で盛り上がりました。リフレクションは以下の通りです。平日の夜にも関わらず来てくださった皆さん,ありがとうございました😆
・本書に「読書対話会への誘い」とありました。今回をスタートに様々なみなさんと対話してみたいと思う初回でした。
・民主主義を肌で感じられる学校作りのために、日常的に対話をさせていく、議論をさせていく、自己決定させていくことが大切になるかと思いました。だけど、子どもに任せる時間的余裕や教員の心理的余裕があるのだろうか・・・管理職から切り出してくれれば、心置きなく取り組めるのでしょうけれど、責任問題になるのが一番怖い。雰囲気が良くなってほしいと、改めて思いました。
・学校を民主的にしたいという想いをみんなが持っていることが心強かったです。民主主義という近代に出た思想をどのように実現していくかが、教育にかかっているというこの本の思想にはとても共感していますが、それを実現化する難しさも感じています。みんなで対話する中でいい方法を探究したいなと思いました。
・工藤校長大好き それを一徳さんが哲学でかたりあうのが自然な本 ゆっくり語りあえてよかったです。民主主義まずは大人ができたらいいなあ。みんなやってるからではなく、この考えが素敵だからで^^
・民主主義を「教える」の意味を再考することができました。多角的なヒントは他者との対話で得られるのが再確認できました。
・民主主義で最も大切なのは「対話」であることが改めて確認できました。ありがとうございました。
・生徒たちが自分達で学校や社会を変えられるという体験や経験を繰り返す機会をできるだけ多く保障したい。そのためには、教師や大人は手を出しすぎてはいけない。自由に意見を言い合える、合意形成をする、学校に提案する、先生と議論するといった「環境」を整えることが大切。同時に、教員も、日常的に心理的安全性の中で、全ての参加者が自分の考えを言える機会を意識的にとっていくことが必要。話し合いながら、その中でみんなが合意できる最上位目標を発見する経験を繰り返す。
・多数決に短絡的に結び付けない民主主義を子どもたちや若者たちに語り継ぎたいなと思いました。
・ゆるく、テーマに縛られず談笑しながらお話しすることができ、あっという間の時間でした。「かみしめる」、初めて良い言葉だなぁと気づきました。また、「子ども達と共に楽しんだもん勝ち!」は私の勇気となりました!ありがとうございました。
・「消費者マインド」で「してくださいよ。」と求める生徒のお話がありました。学校や家庭がそうした文化を作ってきたのだと実感しました。まずは民主的な職員室づくりのため、若手の声に耳を傾けていきたいと思います。ありがとうございました。
・対話が必要ということです。子どもと子ども、大人と子ども、大人と大人…。よくありがちな「なんで勉強するの?」も対話をすることで、全ての人が納得はできないかもしれないけれど、新たな視点が生まれると思います ・学校のシナリオや予定調和ありきの学校行事等では、社会を変えていこうという子どもはなかなか育たないかな。しかし、公教育はいまだに日本の大半の児童生徒を顧客とすると膨大な組織。ここが変われば日本は変わる。その過渡期なんだと公立小学校の一教員としてあがいていきたいと思っています。
・なぜいまの公教育では子ども同士の対話が生まれないのか、という問いに対し、管理されすぎていて議論の余地がないのだというところに気づきました。 自分はまだ教員ではありませんが、来年から働いた時にできることとして、まず私自身が、子どもたちは失敗してもいいし、問題があった時にこそ子どもたちの成長があると感じていることについて、他の先生と進んで対話していくことだと感じました。 子どもに対話をしてほしいと願うなら、私も対話するという行動をしていかなければいけないと強く思います。
・公教育の在り方に対して否定的に見ることが増えていましたが、この本を読んで、「学校も悪くないのかも」と思う気持ちが久しぶりに芽生えました。手段のちがいは多少あるのかもしれませんが、「誰一人置き去りにしない」という上位目標を全体で共有し、行動を促していくのは『学び合い』と通じるものがあり、共感しました。 学校の中には、この現状をどうにかしなくてはいけないと感じている先生も多いはずです。今回はオンラインの読書会でしたが、現場で同僚や子ども、保護者と共有して読書会したら楽しそうだなぁと思いました。 現状に愚痴りたくなることは多々ありますが、己にできることをしていくしかないのだと感じました。
・「民主主義」って何だということについて対話を行いました。日本の民主主義はまだ発展と中であるということ。そして、今は過渡期なのではないかという事が話題になりました。そして、「学校」が、その民主主義を学ぶ場になればよいのではないかということ。「誰一人として置き去りにしない社会」をつくるために、対話を通じて合意をする経験をさせることが大切なのではないか。その一つが生徒会だが、それができている学校はどのくらいあるのか・・・。そんな話題が出ました。やはり、教員がそのようなことを考え続けて、多様性の中で生きていく力を育てていかなければならないと思いました。ありがとうございました。
・この本のタイトルには、「民主主義を教える」ことに対して疑問をもってほしいというメッセージがもしかしたらあるのではないか、という視点
・スポーツの分野では「ボトムアップ」とか「選手同士の対話」などが最近注目を集めていて、スポーツの分野では民主主義的なものが導入されて広がっている?という話になりました。サッカー日本代表も選手同士や選手と監督の対話が注目を集めていました。これらの対話は、民主主義とは違うのかもしれませんが、日本人にとって民主主義は馴染みやすいものなのかも、とちょっと希望をもちました。
・日本の民主主義とは?最上位目標の提案?心理的安全性・・・

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