楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

読書会終了報告

本日は「特別支援学級の子どものためのキャリア教育入門(基礎基本編)」のオンライン読書会でした。著者である深山智美先生に話題提供・進行役をお願いし,「生徒の一生涯の幸せ」という視点から参加者の皆さんで語り合いました。「生徒の卒業後」に軸足を置いた話が自分の心に刺さりまくり,あっという間に1時間半経過してしまいました。そして今年最後の読書会ということで,A先生をはじめとする参加者の皆さんから一年間読書会お疲れ様の拍手までいただいてしまいました。本当に感謝感謝です。以下は参加された皆さんのリフレクションです。深山智美先生,A先生,そして平日の夜に集まってくださった皆さん,ありがとうございました!少し早いですが,よいお年を😊

 

・いろいろな人と話せて勉強になりました。ありがとうございました。

・評価のもつ力の限定性について考えました

・いろいろな先生方とはなしたことで、今までにない視点で振り返ることができた。

・信ずれば子は育つ。

・特別支援って深いなぁと思いました。深いからこそ、責任も重いのかな。

・評定ってなんだ?と思ったら、カリキュラムってなんだ?とも思いました。 評価も、教師だけがする必要ってないですね。自分自身が自己評価できなければ意味がないですね。

・事務的な作業のみのあゆみより、保護者に来てもらう一回の参観の方が価値があるんじゃないかと思いました。

・社会の既存のモノへの期待に応える部分と、学校発進で社会に取り入れて欲しい部分とがありますね、という意見を聞いて、自分のいいたいことはそれ!と同感でした。

・こどものずっと先を見据えて実践を重ねられている方や、アンテナを磨き続けている保護者の方など、教育を深層まで考えている方が多く勇気づけられました。こうしたつながりを大切に自己研鑽続けたいと思います。

・最後の評価の部分、いつも気になる所です。幸せになる評価・やっぱり教科にこだわる という言葉です。

・将来の幸せにつながる教育ってなんだろう?どうしていこうかなー?といろいろ考えられてよかったです。そして、私たち自身が、こんなふうにいろんな人とつながってるよ!っていうのを子どもたちにも伝えられたらなーと思います。初めての読書会でしたが、とても有意義な時間でした。今日はありがとうございました!

・深山先生ありがとうございました。「幸せ」のつながり。これは特別支援の子どもだけでなく、全ての子どもにたいして考えていかなければならないと思いました。大人が、教員がそこを意識していくことが大切なのではないでしょうか。 そして、支援学級、普通学級などの枠がなくなることが必要なんではないかと思いました。お疲れ様でした。

・保護者です。こんなに熱心な先生方がいるのを嬉しく思います。

・海に浮かぶ氷山のように教師に見える子どもの姿はほんの一部分なのだと思う。学校の評価を変えるよりも、学校の評価を気にしすぎないのが大切なのだろうと感じました。学校の評価くらいでその子の全てが評価されるわけではありません。評価の枠組みを広くとらえれば、自己評価や相互評価も立派な評価ですし、仲間のさりげない一言も十分評価になるのではないかと思います。 学校は人と人とが緩やかにつながる場になればいいなぁと思います。先生は邪魔しない。見守る、勇気づけてくれる存在であってほしいと感じました。

・①教育と社会に出てから…学校と社会の分断もありますが、学校の中でさえ分断が残っている。どんどん交流させ、お互いの幸せに向かって前向きに生きていく、力を合わせていく場所にしていきたいと思います。 ②学力評価…評価自体は学習者のモチベーションアップにつながるフィードバックであればいいのですね。学力評価は教師がするのではなく、学習者が自分で評価すればよいと思います。誰かに評価されるためにやるのではなく、自らを評価できるような人間が増えていくといいです。 ③幸せのつながり…多様なつながりは自分のセーフティネットになります。友達でさえ学級の枠にとらわれずに相性の良い人が見つかる可能性が高まります。学級はなくてもいいかなあと思ってきています。

・「特別支援教育」に携わっている先生でも知らない、知ろうとしない、知る時間・余裕がない現状があること、「特別支援教育」が特別支援学級や特別支援学校での話だけの印象を受けたこと、同じ動画を見ても人によって視点や感じることが異なることにもあらためて気づけました。ありがとうございました。

・障害児が一生涯生き抜くための評価のあり方、についてグループで話し合っていると、生徒指導提要の三大原則に行きつきました。「温かい評価」は通常学級・普通科の授業であってもそうありたいなと思います。

・特別支援という枠組みや評価とはなんぞやということについて,深山先生の出されるお題にどっぷりと浸った1時間半でした。生きていくための糧となる教育ってなんだろうと,集まった皆さんとああでもない,こうでもないと出しえたこと自体価値がありました。ピアノの子の感性に涙が出たし,後押しした友達も後押し出来たことに自己有用感を感じたのではないでしょうか。この子たちは,将来,きっとどこに行っても「友達はきっとつくれる」ということが自信になるのではないでしょうか。この3人のつながりが続くということだけではなく。授業を通して,教材を媒介にしてつながりを育むことをやっていきたいと改めて思いました。

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