「教室マルトリートメント」を読みました。読みながら、今までの自分を何度も何度も振り返りました。
教育の名の下に、子どもたちを追い込む不適切な養育や避けたい関わり方。本書ではそれらを「教室マルトリートメント」と表現しています。今までの自分にその節がなかったかというと、そんなことはありません。指導がうまくいかず怒鳴ってしまったこと、圧で規律を守らせようとしてしまったこと、「優しすぎるよ」と言われて本来の自分を隠して教壇に立ってしまったこと…。無意識に、自分も生徒たちも苦しめていたのかもしれません。
中堅の年齢になり、「これから自分がすべきことはなんだろうか?」と考え始めています。今なら、教師こそ幸せになるべきである、と心の底から言えます。今の自分にできることは、教室の子どもたちだけでなく、職員室の先生方と共に幸せを考えていくことなのかもしれません。また明日から、前を向いて進んでいきたいと思います。