楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

多様性が当たり前の社会

「差別のない社会をつくるインクルーシブ教育 誰のことばにも同じだけ価値がある」を読みました。あまり普段読まないジャンルだったのですが、社会全体という広い視点でインクルーシブ教育を考えるきっかけになりました。

そもそも、私はインクルーシブ教育という言葉があまり好きではありません。インクルード「する側」と「される側」の二極化を表すように感じてしまうからです。実際、本書でも「健常者が前提の社会になっていて、そこに健常者ではない人たちを合わせていく」というのが問題の根っこだと述べられています。目指すべきは「多様な人たちがいるのが前提の社会」です。

本書の最後の方に、忘れられない一文がありました。

「未来の自分がこの本を読んだときには「インクルーシブってなんだったっけ?」とみんなで思うくらい、いろいろな人が、当たり前に、そしてそれぞれの幸せを感じながら共生できる社会が実現していることを心から願っています。」

まさにこのような未来を目指すべきだと思いました。来週開催する読書会でも、そんなことを妄想しながら語り合っていきたいと思います。

「差別のない社会をつくるインクルーシブ教育 誰のことばにも同じだけ価値がある」https://www.amazon.co.jp/dp/product/4761928832/ref=as_li_tf_tl?camp=247&creative=1211&creativeASIN=4761928832&ie=UTF8&linkCode=as2&tag=bookmeter_book_middle_detail_ios-22

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