楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

【終了報告】Book Cafe「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?」

本日は「「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?」を参考図書とするBook Cafeを開催。東京都の中学校教員である金井寛文さんから、伝えたはずなのに伝わっていない理由や、うまく伝えるためのコミュニケーションの方法等について話題提供いただきました。ブレイクアウトルームでの対話では、金井さんからの話題提供や本書を読んだ感想をシェアしつつ、コミュニケーションの取り方について語り合いました。特に印象的だったのは「一人ひとりが違う景色を見ている」ということを、この対話の中で感じたことです。同じ本、そして同じ話題提供でも、感じ方は人それぞれ。その違った景色をシェアすることこそ、対話の醍醐味なのかもしれないと感じました。以下、参加された皆さんからのリフレクションです。お忙しいところ話題提供いただいた金井さん、そして平日の夜にもかかわらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

・相手理解を深めることの重要さを、認識しました。
・自分の思っていることは100%伝わらない、でも、伝えたいことがあるときは、何度でもはなしたり、その理由をはなしたり、思いをもって伝えることが大切なんだなぁと思いました。本日は、私の提案を聞いてくださってありがとうございました。
・人それぞれ歩んできたものが違うし、思考のフレームも異なるので、何かを伝えたいときは、伝え方を工夫することが大事だと思いました。となれば、授業においても板書を写す子、タブレットスクリーンショットにする子、耳だけで学ぶ子がいるわけで、そのあたりの自由は担保されていいのだろうなあと思いました。
スキーマ 思い込みのすり合わせが必要かなって思いました。 時間がないと余裕がないと相手の立場で考えることすらできないことありますよね。
・伝わりやすくするための工夫は、いくつもあるんだなと、大変勉強になりました。相手の「感情」も、伝えるために重要なひとつの要素だという点は、これから特に意識してみようと思いました。
SnS ライン 要注意
・最後に認識をそろえるというところで5W1Hをきちんと意識することが大事なのではないかという気づきがありました。本日もありがとうございます。
・「言う(説明する)と伝わるか」「教えればわかるか」「考えれば解けるか」、どれも同じ(教師が陥りやすい)命題ですよね。
・コミュニケーションの難しさを改めて感じました。ですが、コミュニケーションは難しいものであるという認識をもつことが第一歩でもあると感じたので前に進めた回でもありました。自分のもつ思考の枠組みにも気付けた貴重な機会をありがとうございました!
・自分の意見を押し通そうとしても伝わらないことがある。そうであれば、一般論として、第三者化して伝えてみる。というヒントをいただいたので、やってみようと思いました。
・インプットの方法は本当に人それぞれで、やり取り(対話)しながらすり合わせていくkというか歩み寄らないといつまでたっても伝わらないんじゃないかなあと改めて思いました。
・「相手に伝える」とは何か「伝わる」とは何かについて今一度、考えるきっかけになりました。同時に、授業において35人に同じものを伝えることの限界を改めて感じました。「教師の頭の中を生徒にコピーする」ような旧来の教えることに特化した授業から、変化の大きい時代の中で、いかに生徒一人一人の学びを大切にした授業を構成できるかが大切になっていると思っています。そういった意味でも、授業が伝達の場ではなく、教師と生徒、生徒と生徒のコミュニケーションの場となっていく必要があると感じました。そのコミュニケーションをよりよいものにするために、本書で紹介されている人間の認知に関する知見は大変役に立つと思います。学校教育に関する多くの示唆を得ることができ、大変有意義な時間でした。貴重な機会をありがとうございました。
・この本の前半は、説明しても伝わらない理由がたくさん書いてあり、その理由に納得。伝わらない(忘れる)ことを前提で伝える心構えが必要だと思いました。伝わっていないことを「聞いてない」と言って相手(子ども)を責めることはできないなと気づきました。それよりは、相手の立場に立って伝える方法を工夫し、日頃から信頼関係を築いておくことが大事だと改めて感じました。もう一度この本を振り返りながら、いいコミュニケーションが取れるように心がけていきたいと思います。素敵な本の紹介をありがとうございました。
・自分にグサグサ刺さりまくりの内容でした。笑 HR担任として生徒を指導する際、「担任としての思いや願い」を伝える意味もありながら、それが相手をコントロールしようとしていることにもなるので、葛藤を覚えます。「服装を整える、報連相をきちんとする」などの思いや願いが、生徒が考える重要度で上位に来てもらうためにどう伝えればいいのかなどなど自分のやっていることを(いい意味で)批判された時間でありながら、前向きに考えてみようとも思いました!この本が出た当初、タイトルを見ただけで「読みたい!」と思いながらも、読む時間がなかったので、今日のレポート・ブレイクアウトは本当に有意義な時間を過ごせました!
・伝わっていない、どうしてわからないんだ、と言う前に、特に相手のスキーマに対して配慮をしているか、相手をコントロールしようとしていないか、という点についてすぐにでも改めて見つめなおし、コミュニケーションを図っていきたいと思いました。ありがとうございました。

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