楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

仲間を得て、対話する

同僚の先生からのおすすめ本「私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない」を読みました。韓国社会で問題視されている「女性嫌悪」に対し、黙って受け入れるのではなく、言葉をもって前に進んでいきたいと思い立ち上がる、多くの女性の声から生まれた一冊です。

読み終わって感じるのは、自分もなんらかの考えやバイアスに引っ張られている、ということ。「自分だったらそんなこと言わないよ」とは思っていても、その人の根っこにある考えというのは無意識に滲み出てくるもの。おそらく本書で書かれている男性たちも、女性に対して悪気なく話している人も多いのだと思いますが、その根っこには家父長制等の文化が未だに根強く残っていて、そこに引っ張られている自分がいることに気がついていない、というケースも多いのではないだろうか、と感じました。

自分が何らかの考えに引っ張られているのだと認識するためにも、「仲間」と「対話」が必要なのだと感じました。お互いの想いを言葉にしながら、観ている景色を共有していくことを大切にしていきたいと思います。

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