本日は「親子で哲学対話:10分からはじめる「本質を考える」レッスン」を参考図書とするBook Cafeを開催。今回は大分県の土井夢津子さんから、著者である苫野一徳先生がご自身の娘さんとの本質観取を始めたきっかけや、本質観取をすることでどのような結論を導き出せるのかについて、本書の内容を要約しながらお話いただきました。話題提供後のブレイクアウトルームでの対話では、本質観取を実際にやってみた感想や、道徳での哲学対話、そして授業での対話等について語り合いました。ますます学校で哲学対話をやってみたいと思えた回でした。以下、参加された皆さんからのリフレクションです。この日のために話題提供のご準備をいただいた夢津子さん、そして平日の夜にもかかわらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
・一つのことをじっくり考えていくことって、大切だなあ。そういったことが子どもに合わせてじっくりできる余裕が、日本全国どこにでも生まれるような日々を夢見てしまいますね。
・「そもそも」を考えることって楽しいです。漢字から哲学対話もできそうだと思いました。
・教室でも哲学対話でほっこりしましょう。
・哲学対話。自分の子どもと一緒にやってみようと思いました。何気ない言葉、「そもそも」を大事にして日頃から対話できる関係をつくることも大切ですね。また、大人ともやった方がいいかなぁとも感じました。そういう対話をすることで、その人となりが分かると思いました。本日はありがとうございました。
・なぜなぜ大切ですね。きかれたら一緒に考えることできてないなあ。あらためて反省です。貴重な会ありがとうございます。
・昨日とは違う自分になれたように思えます。対話を通して成長できたと感じました。
・対話は、自分の考えを表明するものでありつつ、他者の視点を使って、自分の考えを見つめなおすものなのではないかと思いました!
・哲学対話という方法の奥深さと魅力に気づかされました。また、哲学者が「本質看取の名人」であるというのも印象的でした。普段の生活では忙しさに追われ、こうした「本質を問う」という営みをついおろそかにしてしまいがちですが、親子の会話や思考の中に哲学を取り入れることで、日々の出来事をより深く考える習慣を築けるのではないかと思いました。ありがとうございました!
・高度情報化社会の現在と手紙が伝達手段だった頃(行間を読んでいたのでは)を比べると自分で獲物を考えなくなり決断も人もの任せの人が多くなる自己決定できないような社会になっているのでないだどうかと思ってします。