今日は妻と一緒に、介護施設にいる祖母に新年の挨拶に伺いました。祖母が元気でいてくれて、ほっと胸を撫で下ろしました。祖母との会話中にちょうど箱根駅伝が放送されていたのですが、以前、家族旅行で祖母を連れて箱根駅伝を観に行ったことを思い出しました。それがとても印象に残っていたようで「あの時行けて良かったなぁ」と嬉しそうに話してくれました。
その瞬間、以前読んだ『DIE WITH ZERO』の中で学んだ「記憶の配当」が頭に浮かびました。過去の経験が、時間を経て心に豊かさをもたらしてくれるというものです。もう10年以上も前のことなのに、祖母はその旅行の思い出を楽しそうに語ってくれました。まさに「記憶の配当」を実感した瞬間でした。
「人生は経験の総和」であることを、あらためて祖母から教えてもらいました。私もできるうちにたくさん豊かな経験を重ねていきたいと思います。