本日は「読めばわかるは当たり前?」を参考図書とするBook Cafeを開催。今回は高知県の茂松清志さんから話題提供いただきました。以前開催した「学力は「ごめんなさい」にあらわれる」に引き続き読解力をテーマに、心を動かす読解に至るまでのプロセスについて解説いただきました。ブレイクアウトルームでの対話でも、「背景や知識を知っているからこそ、俳句や絵画の理解も深まる」「双方に読解力があるからこそ、良質なコミュニケーションが生まれるのかもしれない」など、読解力に関する話題が中心となりました。なかなか学術的な部分もあり、理解が難しい点もあった一冊だったのですが、語り合う中で少しずつ深めていくことができました。以下、参加された皆さんからのリフレクションです。お忙しいところ話題提供の準備をしてくださった茂松さん、そして平日の夜にもかかわらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
・本を読むとは?年齢が小さい時は素直な感情しかなかったものが、大人になるにつれ、本の内容に対しての感じ方、読み方に深みが増している自分がいます。その本に対する触れ合い方の”過程”を丁寧に説明してくれる著作の一つでした。文章を理解する、相手に説明する、意見を持つ、いろいろな切り口を提案してくれる内容でした。茂松先生、ご紹介いただきありがとうございました。
・読解にはスキーマが影響すること。このことが最近一番意識しているところです。またブレイクアウトルームで海外の読解の指導の話があり、日本の国語教育との違い、言語自体の構造の違いなど、気付かされることがたくさんありました。ありがとうございました。
・今回のイベントで特に印象に残ったのは、「読み取り方には3つの種類がある」という点でした。具体的には、①表象構築、②心を動かす読解、③批判的読解の3つがあり、それぞれ異なる視点で文章を捉えることができるということが新たな学びでした。 特に、子どもたちが読む際にイメージを持てるような指導を目指したいと強く感じました。経験が足りない子どもには、教師が丁寧にサポートし、同じ前提に立てるように工夫することが大切だと気づきました。 実践に活かせる具体的なアイデアも得ることができ、おかげさまで、すぐに実践に移すことができました。本日も大変有意義な時間となりました。貴重な学びの機会をありがとうございました。
・旅行も語学も読書もおおいにこしたことはないな
・発表者の茂松さんが最後に言われた「人の見取りを…」という言葉。人のことも見取る力が備わると、人としての深みが増すように感じました。この本を読んで、本の「読解力」のことばかり考えていたけれど、それを超えて考えられる、そんな読書体験を積み重ねていけるといいなと感じました。ありがとうございました。
・読めばわかるはずと思っちゃダメなんですよね。読解力を測るのに色々な面から見る必要もあると思います。
・読むことはそんなに難しいこととは思わなかった!話が変わるけど、最近、次の旅に関わるアニメを再生していることになったきっかけはこのBook Cafeミーティングに間違いなし!!これからもよろしくお願いします!!!
・日本型読解力は元々、情動的読解・表象的読解の往還性に特徴があり、それが俳句や短歌の絵画的要素や童謡などの音楽的要素など文化性の高さに結びついているのだと再認識できました。
・「一概に読解力がない」というのは、色々な意味があるという事が分かりました。算数や数学の文章題でも、内容そのものが分からないのか、それとも数量の関係が分からないのかでも分からない種類が違うなあとも改めて思いました。読解力はこれで終わりというものではなく、「絶えず鍛えていくものだ」という言葉は、学び続けなさい・・・ということなんですね。ありがとうございました。
・補助線について言語化は確かに難しい。図形の証明問題をある程度解いての感覚を養うことだろうか。そういえば「ゆらぎ」って言葉がどこかの本にあったな。「私たちはどう学んでいるのか」だ。いきなり線を引いてもなかなかうまくいかないが、ある程度こなしていくとある問題から割と早い段階でスパッと引けるようになっていくような気がするけど。

