「同質な人といる方が楽しいじゃん。なんで異質な人と付き合わなきゃいけないの?」
これは、『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』を読んでいて心に引っかかった一節です。多様な他者と関わることのメリットにピンとこない人から、こうした問いを投げかけられたとき、どう答えるか――という文脈で紹介されていました。
私は日頃から、子どもたちに「多様な他者と関わることの大切さ」を伝えています。そのためにも、この問いに対して自分なりの答えを言葉にしておく必要があると感じました。
私自身が実感しているメリットは「早く行きたいなら一人で行け。遠くまで行きたいならみんなで行け」という言葉に集約されると思います。同質な人たちとの関わりは確かに心地よく、楽しいものです。しかし、オンライン・オフラインを問わず、多くの人と出会ってきたからこそ、自分一人では見えなかった景色を見ることができました。
たとえば、Book Cafeや『学び合い』の会の運営は、そのわかりやすい例です。一人で進めていた頃と、運営メンバーと共に活動した時期とを比べてみると、発想の広がりも、出会えた人の数もまったく違います。
「多様な他者とのつながりのメリット」を整理するうえでも、本書は非常に貴重な気づきを与えてくれる一冊でした。続きも楽しみながら、じっくり読み進めていきたいと思います。