『学び3.0 -地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦-』を読みました。「さとのば大学」は、全国の地域に実際に住み込みながら、リアルな課題と向き合い、学びを深めていく新しい形の大学です。本書を通して、その成り立ちやカリキュラムに込められた想いに触れ、多くの気づきを得ました。
最近、同僚の先生と「知識を得たうえで課題解決に臨む以上に、課題解決に取り組みながら知識を得ていくことの方が、本当に必要な学びが生まれるのではないか」という話をしました。「さとのば大学」は、まさにそのような「課題に根ざした学び」を体現している場だと感じます。
また、同時に読んでいた『状況に埋め込まれた学習』の内容とも重なる部分が多く、環境—すなわち人やモノ、場所—を大きく変えることが、学びの質やインパクトに直結するのではないかと強く感じました。そう考えると、「地域」はまさに、これ以上ない学びのフィールドになり得る存在です。
生きることと学ぶことが重なり合う、そんな魅力を持った「さとのば大学」は、単なる大学の枠にとどまらず、これからの教育の新たなスタンダードを示してくれる存在かもしれません。未来の教育を想像させる、心躍る一冊でした。
