昨夜のBook Cafeでは、『「これくらいできないと困るのはきみだよ」?』をテーマに、東京都の川崎さんとともに話題提供をさせていただきました。
本書は、著者・勅使川原真衣さんと有識者4名との対談によって構成されています。その対談の一つひとつに深く共感し、気づけば本は付箋だらけに(笑)。
どの対談でも一貫して語られていたのは、「能力主義が、大人も子どもも苦しめている」という点でした。教科、挨拶、宿題、返事、聞く態度——学校の中にある“狭い物差し”で子どもたちは評価され、「これくらいできないと…」という見方が、子どもを追い詰めてしまいます。
同時に、これは大人にも当てはまるのではと感じました。たとえば、自分が担任している子どもたちの様子によって、「これくらいも指導できないの?」と周囲から見られてしまうような場面も、現実にはあるかもしれません。
「その子」や「その人」だけを見ると、どうしても苦しくなってしまう——。だからこそ、周囲の環境ごとデザインする視点が、多くの学びを得るうえで鍵になるのだと実感しました。
その意味で、Book Questで読んだ『状況に埋め込まれた学習』の中の「正当的周辺参加」という概念とも深くリンクしました。
能力主義について、自分の考えを整理し、言語化できた貴重な時間となりました。
