現役教員FPの毎日マネー日記

妻と息子とともに、「今」を楽しみながら資産5,000万円を目指し、生徒が経済的自由を達成する力を育てることにチャレンジする現役教員FPの実践ブログです。

「なんの関係があるの?」が一本の線になる瞬間

「この話、どこに向かってるんだろう?」

そんな疑問を抱きながらも、止めることができずに、Audibleで1週間かけて聴きました。長編小説『ブレイクショットの軌跡』。まさに、壮大なパズルを解くような読書体験でした。

最初はまったく噛み合わないストーリーたち。登場人物も、場面も、空気感もバラバラで、「これらがどう繋がるの?」とずっと頭の中に「?」が浮かびっぱなし。が、終盤になるにつれて、一つ、また一つと、バラバラだったピースがはまっていく。まるで、ビリヤードの「ブレイクショット」で四方八方に飛び散った球が、少しずつ、ある一点に集まっていくかのように。

なんだか、バタフライ・エフェクトを想起させる展開でした。ほんの小さな選択や偶然が、時間を超えて、人物を超えて、大きなうねりとなっていく。日本のことわざで言えば「風が吹けば桶屋が儲かる」でしょうか。

著者は、『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さん。あの作品で感じた、張り詰めた緊張感と没入感。本作はテーマも舞台も異なるけれど、やはり「逢坂ワールド」とでも呼ぶべき世界観が広がっていました。

正直、最初は混乱しました。でも、最後の一手で、すべてが繋がったときのあの爽快感。ブレイクショットで飛び散った球が、一球ずつポケットに吸い込まれていくような快感がありました。

「何かに没頭したい」

「読み終えたあとに、世界の見え方が変わるような物語がほしい」

そんな方に、ぜひオススメしたい一冊です。

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