『行動経済学が最強の学問である』を読みました。行動経済学という分野の体系化に挑んだ、相良奈美香先生による骨太な一冊です。
読み進める中で特に印象に残ったのは、「認知のクセ」「状況」「感情」が、私たちの意思決定に大きな影響を与えているということ。理性的に判断しているつもりでも、実は驚くほど非合理な選択をしている―。そんな人間の姿が、具体的な事例とともに明らかにされていきます。
もしかすると、こうした非合理な意思決定のパターンは、サバンナ時代に進化した生存戦略を、現代にまで引きずっているからなのかもしれません。そう考えると、自分の行動にも少し優しくなれそうです。
本書で強調されていたのは、「そもそも私たちは非合理な決定をするものだ」と自覚することの大切さ。その認識があるだけで、日常の風景がちょっと違って見えてくるかもしれません。「なるほど!」と感じた部分を、自分の暮らしの中に落とし込むことで、この本の学びはより深く、自分の血肉になっていく気がします。
明日のBook Cafeで、この本について語り合えるのが今から楽しみです。
