現役教員FPの毎日マネー日記

妻と息子とともに、「今」を楽しみながら資産5,000万円を目指し、生徒が経済的自由を達成する力を育てることにチャレンジする現役教員FPの実践ブログです。

『問いのデザイン』を読んで感じたこと

明日のBook Questに向けて、『問いのデザイン』を読みました。先日一度読んだので、今の段階で気になる箇所をピックアップしているような感じです。読み進める中で、「問い」というものの奥深さと可能性を改めて考えさせられました。

本書では、問いを「人々が創造的対話を通して認識と関係性を編み直すための媒体」と定義しています。正直なところ、まだピンときていません(笑)。ただ、これから先、多くの経験を重ねるうちに少しずつ体感として理解できるようになるのだろうと感じました。

あらためて読んで印象に残ったのは、「導かれる答えを大きく変えるには、まずスタートとなる問いを変えること」という点です。授業でも、問いの立て方ひとつで生徒たちの思考の周り方が全く違ってくるのを実感しています。問いには、思考だけでなく感情をも刺激する力があるのだと思います。

最近では、生成AIが問いのアイディア出しにおいて最高の相棒になっています。「0がない世界で、『今何時?』ってどう聞く?」という問いも、生成AIが提案してくれたものの一つです。実際にオープンキャンパスの体験授業で出してみたところ、生徒の好奇心を大いに刺激しているように感じました(結構難しかったようですが笑)。問いは次の問いを生み出し、「時間って、数字がないと表せないの?」といった新たな問いへの連鎖も自然に生まれていきます。

ちょっと脱線しますが、本書に出てきた「ゾウの鼻くそはどこにある?」という問いから、「ゴリラの鼻くそ」というお菓子を思い出しました。このお菓子、実は甘納豆なのですが、この名前を見ただけで「どんな味だろう?」「美味しいのかな?」と問いが湧いてきます。日常の中にも問いの種は無数に転がっているのだと気づかされました。

「問いは、集団のコミュニケーションを誘発する」という指摘も腑に落ちました。ワークショップで「居心地が良いカフェとは?」という問いに、「危険だけど」という一言を付け加えるだけで、参加者の好奇心が一気に刺激され、対話が活発になっていきます。シンプルな問いでも、工夫次第で場全体を巻き込むことができると感じました。

問いは、型破りな発想や解釈を引き出し、思わぬ解決策を見せてくれることもあります。さらに、人それぞれの解釈が共有されることで、視野がぐんと広がります。ときには「天邪鬼的思考」のように、ひねくれた角度から問いを捉えることで、自分自身の価値観を新しく見直すきっかけにもなるのだと感じました。

『問いのデザイン』を通じて、問いこそが創造的対話のトリガーであると改めて実感しました。これからも授業や場づくりの中で、問いを大切にしていきたいと思います。