「Book Cafe for Educators」の仲間にすすめてもらった小説『アーモンド』を読みました。タイトルの「アーモンド」は、脳の「扁桃体」を指しています。扁桃体は感情を司る部分で、その形がアーモンドに似ていることから名付けられたそうです。
物語の主人公は、感情を表現することができません。笑うことも、悲しむことも、怒ることもない。周囲からは「変わり者」と見られてしまいます。母親は彼に「普通であってほしい」と願いますが、一方で、そんな彼に興味を持ち、友達になろうとする子も現れます。
読み進める中で強く感じたのは、「人は、人との関わりによって形作られる」ということ。主人公が世界をどう捉えるているか、その視点が淡々とした文章で描かれていて、逆にその“リアルさ”が胸に迫ります。この一冊を通して、多様な人たちと関わることの大切さに改めて気づかされました。素敵な本を紹介してくれた仲間に感謝ですね。
