10月15日(水)は、『チーム担任制』を参考図書とするBook Cafeを開催。今回の話題提供は、青森県の公立小学校に勤務されている久保順さん。久保さんからは、教務主任として経験した現場の課題をもとに、「チーム担任制」という考え方が生まれた背景について語られました。特に、従来の“固定担任制”における問題点として、若手教員の負担の偏りや、子どもたちが特定の教員に依存しすぎる構造が挙げられました。そうした課題を乗り越えるための1つの手段として、複数の教員が協働して子どもを支える「チーム担任制」の意義を伝えてくれました。多様な大人と関わることで、子どもが自立していくプロセスを描きながら、学校組織のあり方を問い直す時間となりました。
その後の対話では、「実際にチーム担任制を導入している学校はどう感じているのか」「校種による違いはあるのか」等、実例をもとにした対話が展開されました。単に「チーム担任制がいいものだから導入しよう!」ではなく「そもそもなぜチーム担任制が必要なのか」を皆で語り合う場が、ベースとして必要なのではないか、と感じました。
以下、参加された皆さんからのリフレクションです。平日の夜にもかかわらずご参加くださった皆さん、そして実践と想いのこもった話題提供をしてくださった久保さん、本当にありがとうございました!
・さまざまな環境や特性を持つ学校も多い中、チーム担任制を制度としてあてがうのではなく、状況に応じて活用するという柔軟な姿勢が必要なのだと思う。
・チーム担任制が最適解かはわかりませんが、今の学級担任制のままでもいけないだろうと思います。今は1人に1学級を最低1年間。学力の保障と生活全般の指導を1人で受け持つ。ワンオペでやり切っているのは、よくよく考えてみたらハードだなあと思います。これからは若手がどんどん増えていきます。チーム担任制を取り入れた自治体で初任者がほとんど辞めなかった例もあるので、これからの体制を考えていくために一石を投じてくれている実践だと思います。
・チーム担任制がいいとか悪いとかではなく、この時代にあった制度に合わせないと、持続可能な学校にはならないなぁと思いました。ありがとうございました。
・チーム担任制が教員不足という課題の改善に繋がる一つの手段になるのではないかと期待をしたくなる一冊でした。最上位目標を意識するという点でも、チームとして動くことで常に意識して働くことができそうだと思いました。
・子供たちにとっては何がいいか、職員にとっては何がいいかを、それぞれ考えていくことが大事だと思いました。いろんな大人の価値観に子供が触れていくということは大事ですね。そういう意味で、ブックカフェも、いろいろな人の価値観に触れる時間であって、有意義な時間だと再認識しました(最近忙しくてあまり参加できなくて申し訳ないのですが…)。ありがとうございました!
・チーム担任制ありきではなく、現状の課題とこれからの教育を考えた上で、新たな仕組みを考えていく必要があるとの思いが強くなりました。離職の理由の1番は職員室の関係性が築けないとのお話は、管理職として肝に銘じていきたいと思います。ありがとうございました。
・さまざまなご所属の学校の方々と意見交換でき、チームで働くことのメリット・デメリットをよく理解することができました。人間関係で教員を辞める人を少しでも減らすことができればと思いました。

