『さとりをひらいた犬』を読んでいたときのこと。本編の内容とは直接関係ないのですが、ふとこんな言葉が頭の中に浮かびました。
「幸せになる方法は、今ある幸せに気づくこと」
本を読んでいると、根っこの部分で共鳴するのか、こうした一見関係なさそうな言葉が降りてくる瞬間があります。
また、併せて読んでいた『アート・オブ・スペンディング・マネー』の中にある「嫉妬は心の拷問」という言葉も強烈に印象に残りました。
「あの人より良い車に乗れば注目される」
「あの人より資産があれば幸せになれる」
こうした嫉妬に近い感情は、終わりのない負の連鎖を引き起こします。他者との比較は、自分の本当の幸せを靄(もや)のように覆い隠してしまうのかもしれません。
とはいえ人間である以上、無意識に誰かと比べてしまうもの。そんな時こそ、自分の足元を見つめ直すことが必要なのだと思います。
大切なのは、今の自分にある幸せを「言語化」してみること。私の場合、幸せを形作るキーワードは「家族」「健康」「仲間」の3つです。これらを軸に、今あるものを見つめ直すと、自分が本当に恵まれていることに気付かされます。誰かと比べそうになった時は、この基本を思い出していこうと思います。