自分の中の「当たり前」が変わる。「学ぶ」というのは、そういうことなのかもしれないと、最近しみじみ感じています。きっかけは、生徒たちにお金の話をし続けてきたことで、思わぬ変化が起きてきたからです。
実は勤務校で、隙あらばお金の話をするようにしています(笑)。理由はシンプルで、生徒たちの将来の選択肢を広げるため。お金がないと、お金のことしか考えられなくなります。IQまで下がるという研究結果まで出ているほどです。目の前の生徒たちには、そうなってほしくない。だからこそ、コツコツ知識を届け続けています。
そんな取り組みを続けていると、生徒たちから様々なな質問が飛んでくるようになりました。
「今おすすめの投資先はどこですか?」
「家族が貯蓄型保険に入っているんですが、なんか怪しい気がして……」
「ふるさと納税って、どういう制度なんですか?」
一つひとつの質問に、自分の経験も交えながら答えています。こういうとき、自分自身にも語りかけている感覚になるのが不思議ですね。
答え続ける中で気づくのは、数年前の自分はこんなこと考えもしなかったな、ということ。驚くほどにお金のことに無頓着でした。ふとしたきっかけからお金の学びをスタートし、今は毎朝学ぶ時間を取るよう心がけています。コツコツ積み上げてきたからこそ血肉になり、それがいつの間にか自分にとっての「当たり前」になってきたのだと実感しています。生徒からこんな質問が来ること自体、数年前には想像もできませんでした。なんなら、保護者から相談が来ることまであります(笑)。学びには、自分の周りの「当たり前」まで変える力があるのかもしれません。
考えてみると、自分の「当たり前」は、思わぬところで誰かの役に立つのかもしれないですね。そして大切なのは、学んで気づいたことを発信していくこと。職員室でお金の雑談をするだけでも、話したい先生が思いのほか多いことに気がつきます。初任の先生の保険相談に乗ったり、ふるさと納税の返礼品で盛り上がったり。変化が起きてからハッとしましたが、雑談だって立派な発信の手段になりますね。
自分の発信が、実は誰かの役に立っている。そんな可能性がまだまだたくさんあると思うとワクワクしますね。これからも学びを意識的に発信し続けて、自分だけでなく、もっと広い範囲に豊かさを届けていきたいと思っています。
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