現役教員FPの毎日マネー日記

妻と息子とともに、「今」を楽しみながら資産5,000万円を目指し、生徒が経済的自由を達成する力を育てることにチャレンジする現役教員FPの実践ブログです。

言行不一致な人に感じることとは? 『イン・ザ・ミソスープ』を聴いて

「言ってることと、やってることが、一致している教師になる」

西川純先生のオンラインゼミ(https://jun.edusalon.net)を経て、そんな教師として目指すべき一つのベクトルを学ぶことができました。特に生徒たちと問答をすることで、どれだけ一致しているかを確認することができます。

しかし、ふと気になったことがあります。それは「言行一致していない人に対して、どんなことを感じるのか」です。これを考えるきっかけとなったのが、Audibleで聴いた『イン・ザ・ミソスープ』。

主人公であるケンジは、謎の外国人フランクの依頼で、夜の新宿を案内します。しかしこのフランク、行く先先で不思議な行動を繰り返します。「◯◯に行きたい」と自分で言っておきながら、実際に行ってみると全然楽しそうじゃなかったり、姉がいると言っておきながら男兄弟しかいないような話をしてみたり。最初は「不思議な人だな」くらいの認識で聴いていたのですが、話が進むに連れて徐々に雲行きが怪しくなっていきます。読者であるこちらが、次第になんとも言えない不安を覚えるほど。

この時感じた不安、実は言行一致しない先生に生徒が感じているものに近いのかも、と思いました。私自身、高校時代になんかよく分からないポイントで怒り出したり、質問したときの受け答えが予想できない先生には、なんとも言えない不安を覚えたもの。そう考えると、今私自身が目指している方向は、生徒たちへの安心感へと繋がっているのかもしれませんね。

小説を読むと、たくさんの世界観に浸ることができます。その中で、今の自分を見つめ直す瞬間もしばしば。今回の小説は、まさにそんな体験ができた一冊でした。それにしてもこの小説、主人公の膨大な量の心理描写が特徴で、こんなに情報を集めても見えてこないフランクの得体の知れなさに驚かされます。そんななんとも言えないゾクゾクを体験したい方はぜひ手に取ってみてくださいね。

f:id:aytksh:20260529203730p:image