楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

空飛ぶタイヤ

Audibleで「空飛ぶタイヤ」を聴きました。「ハヤブサ消防団」「下町ロケット」を聴いたことで、完全に池井戸潤作品にどハマりしました(笑)。上下巻に及ぶ長編でしたが、終始ワクワクしながら聴くことができました。

ストーリーは、ある日1台のトレーラーが脱輪事故を起こし、歩道を歩いていた子連れの母親が外れたタイヤの直撃を受けて死亡するところからスタートします。事故を起こした車の製造元・ホープ自動車は、事故原因を所有者・赤松運送の整備不良と決めつけます。そのため、社長である赤松徳郎は世間から批判され、いつ逮捕されてもおかしくない苦しい状況に追い込まれます。世間からの風当たりは強く、社長の妻、そして子どもたちの生活にも影響を及ぼします。そんな中でも諦めず、赤松運送がホープ自動車と戦う姿が描かれています。

様々な出来事が絡み合い、最後に収束していく感じがとても痛快で、このテンポこそ池井戸潤作品の魅力なのだと感じました。また別の作品も聴いてみたいと思います。