楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

保護者を通じて

今日はPTA総会。小規模校ではあるのですが、100名近い保護者の方が参加してくださいました。

学級懇談会にて、保護者との会話の中で「先生の投資の話、うちの子も楽しそうに聞いてるようです!」というお話をいただきました。保護者を通じて生徒たちの想いを知ることができて、素直に嬉しかったです。普段から少しずつ生徒たちのマネーリテラシーアップを目指してお金の知識を伝えているのですが、伝わる子には伝わっているのですね。

保護者の方と面と向かってお話する場は少ないため、今日の懇談会は貴重な機会となりました。保護者の皆さん、ご参加いただき本当にありがとうございました!

まんがで知るデジタルの学び3

前田康裕先生の新作「まんがで知るデジタルの学び3」を読みました。楽しみすぎて、だいぶ前に予約していた本です。届いたら一気に読んでしまいました。前田先生の本は内容が本当にリアルで、共感できるポイントが随所に散りばめられています。今回は小学校の研究主任の目線から、校内、そして小中連携の研修の在り方についての物語となっています。

SNSの書き込みより、人の言葉が心に響くのはなぜだろう…」

「デジタルの中心価値は人と人とをつなぐこと」

「なぜデジタルが必要なのか?」という問いに対するひとつの答えが、本作の物語、そして上記のシンプルな言葉から、自分の体に染み渡るのを感じました。

自分を助けてくれる同僚、子どもたち、そして支えてくれる家族。前田先生が、本書で強調されていた点のひとつとして、それらの人たちへの「感謝」を忘れないことを挙げていました。校内研修の在り方から、自分の在り方まで深く考えさせられた一冊でした。前田先生、素敵な本をありがとうございます‼️

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成瀬の人柄

昨夜は「成瀬は天下を取りにいく」のBook Cafeを開催。話題提供させていただき、あらためて成瀬あかりという人物の魅力を再認識しました。

「この夏を西武に捧げる」「お笑いで頂点を取る」など、側から見たら意味不明なことを口走ることがたくさんあります。が、なぜか不思議と憎めない人柄です。それはなぜかと語り合っているうちに「成瀬は人を否定しない」という結論に至りました。

確かに考えてみると、自分を信じて突き進む中でも「なるほど。そういう意見もあるな。」と、相手の意見に耳を傾ける場面がありました。相手が見ている景色を共有して、自分の考えと照らし合わせる姿勢が、憎めない人柄に繋がっているのかもしれない、と感じました。

小説の主人公にここまで考えさせられたのは初めてかもしれません。昨夜のイベントも、語り合っているうちにあっという間に時間が過ぎていました(笑)。成瀬から学ぶべきことは、まだまだあるのかもしれませんね。

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【終了報告】Book Cafe「成瀬は天下を取りにいく」

昨夜は小説「成瀬は天下を取りにいく」を参考図書とするBook Cafeを開催。本屋大賞2024を受賞した作品です。どこまでも自分が「良い」と信じた道を突き進む,主人公の成瀬あかりの生き方に共感した点について話題提供させていただきました。ブレイクアウトルームでの対話では,なぜか憎めない成瀬の人柄,どんなチャレンジにも付き合ってくれる仲間の存在,そして滋賀県大津市膳所という地などについて語り合いました。語り合う中で,この作品にハマる人が多い理由が,少しずつ見えてきたような気がしました。以下,参加された皆さんからのリフレクションです。平日の夜にも関わらず貴重な時間を割いて参加してくださった皆さん,ありがとうございました!

・自分のビジョンをもって、他人の目を気にしないで我が道を行く。そして、いつの間にか仲間と、MIに出て、お祭りの司会までやってしまう・・・。そんな「成瀬」の生き方って、素敵だなぁと思いました。物事をはっきりという、でも、相手を否定しない姿勢が、成瀬が憎めない理由なのかなぁとも思いました。
・今日の会で、話せば話すほど、真っ直ぐに突き進む成瀬が魅力的で、やっぱり続編も読もうと思いました。ありがとうございました。
・成瀬は真正面から色々受け止めるのでそれが小気味良いのかなって思います。成瀬のようになりたいって人が結構いるからそう感じるのかもしれません。
・滋賀ばなしよんでみたくなりました
・お話をさせていただいて、改めて成瀬の魅力にはまっている自分に気がつきました。対話の中で成瀬のぶれない生き方は島崎の存在が大きかったことに気づきました。自分の思いを大切に生きるためには、周りにそれを認めて支えてくれる存在があるのだと思います。
・初めて参加できました!昨日ようやく借りることができて、一気読みしてしまいました。皆さんも同じだったみたいで、納得。皆さんのお話を伺って、続編もすぐに読みたくなりました。耳だけ参加になってしまったので、今度はトークできるようにがんばります。本日はありがとうございました。
・去年買った本の中で、いちばん好きな本だったのでこんな会を開いてもらってありがたかったです!

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学びの連鎖

「社会を変える学校、学校を変える社会」を読んでいます。工藤勇一先生のお話、そして植松努さんの対談は刺激的な内容で面白いです。特に植松さんの会社でのチャレンジが興味深く、ふとAudibleで検索してみたところ「「どうせ無理」と思っている君へ」という本を発見。早速通勤で聴き始めました。工藤先生との対談とリンクする部分も多く、こちらもスルスル入ってきました。

思えばこういう学びの連鎖が今の自分に繋がっているような気がします。前田康裕先生の「まんがで知る教師の学び」を初めて読んだ時も、コラムのビジネス書に惹かれ、全く読んだことのなかったビジネス書を読み始めるきっかけとなりました。『学び合い』の本を読んだら、関連本を読み漁り、実践してみて、さらにレベルアップしたいと考え、オンラインゼミに入りました。

現在は、それらの連鎖の結果なのか、Book Cafe for Educatosグループ、『学び合い』登米・栗原・南三陸の会を運営しています。これらの会も、新たな学びの連鎖のきっかけとなったら嬉しいですね。新たな連鎖を生むために、行動し続けます。

大切な人の励まし

ここ1週間は長期研修の研究構想作成のために、今まで読んだことのなかった探究の本や先行研究を読み漁ったり、評価について調べたりしていました。そのせいか、どっと疲れが出ています。特に昨夜はピークで、家で疲弊していたとき、妻が色々話を聴いてくれたり、励ましたりしてくれました。おかげで(たぶん)光明が見えてきました。本当に自分が追い込まれたとき、一番大切な人が一番の支えになるのだと心から実感しました。妻に感謝です。

指針となる学級目標

クラスの子たちの生活を見ていると「1人も取り残さない職員室」というワードがちらほら出てきます。年度当初に生徒たちで考えた学級目標です。特に掲示しているわけではありませんが、みんなが自然と意識しているのが伝わってきます。子どもたちの考える「理想の職員室」を、この一年で見届けたいですね。