楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

ニッチ獲得から幸せの基準へ

マーケティング戦略の基本の1つに「ニッチを攻める」という方法があります。競争が少ない市場で圧倒的な支持を得る、というものです。「キャズム2」や「ブルーオーシャン戦略」を読んでいく中でその威力を学びました。そして最近「進化思考」を読み、ニッチという言葉がもともと生態学で使われていた言葉だということを知りました。まさか生態学と関連するとは思いませんでした。びっくりです。

 

動物の生存戦略としてもニッチ獲得は重要な意味を持っていたようです。例えばコアラは他の生物が絶対に食べないであろう猛毒のユーカリの葉を食べます。猛毒なのだから他の生物とユーカリの葉を食べるために奪い合うことはまずありません。という意味でニッチを獲得したことになります(ただコアラに無毒化する能力はないので1日22時間も寝ているらしい)。

 

コアラがユーカリを食べることで猛毒な葉に価値が生まれるように、ある種の糞や食べかすが他の種の餌であれば、廃棄物に価値が生まれます。と考えると人も自分しか価値を感じないものをもっと獲得していけば一人ひとりが自分なりの幸せを獲得できます。今まで捨ててきたものに価値が生まれれば、それこそ環境負荷を低減させるかも。いずれにせよニッチ獲得は個別の富を想像することに繋がるということを学ぶことができました。

 

オンラインゼミを始めてから、色々な人と繋がり、その人たちと交流することに喜びを感じ始めてきました。交流することだけ見たら、ほとんど原価ゼロで喜びを得ていることになります。お金で買うものだけが価値を持っているわけではなく、自分が価値を感じたものが価値を持っているということだと思います。ビジネス書を読み始めてニッチの話から幸せの基準にまで話が膨らむとは思いませんでした。読書の力に驚いています。これらを踏まえて今後は自分なりの価値基準を作っていきたいと思います。