楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

頼るべきは友達

「先生!ちょっと来てもらって良いですか!?」

放課後にクラスの生徒があわてて私のところにきました。聞くと、教卓に置いていたはずのクラスの子の原付の鍵がなくなったとのこと。このままだと帰れなくなってしまうということで、副担任の先生にも協力いただいてくまなく探しました。が、見つかりません。なくした本人以上に、友達がクラスの子に声をかけまくって探してくれていました。すると、「それなら●●が持ってたはずだよ。たぶん△△室にいると思うよ。」という情報が得られました。どうやら教卓にあった鍵を預かってくれていたらしいです。友達ネットワーク、恐るべし。

 

私もだいぶ慌ててはいましたが、結果を考えてみると教員がいなくても彼らだけで解決してしまいました。なくした本人1人で探していたら、まず見つからなかったでしょう。これだけ親身になって一緒に探してくれる友達も、周りの友達が持っている想像以上に広い情報ネットワークも、彼らが卒業後に生きていく上で本当に貴重な財産になると思います。頼るべきは教員ではなく友達。本当に良い人間関係を築いているなぁと感じました。

 

結果として私と副担任の先生にとっては疲れだけが残る形となりました。まあ笑い話で終わったからよしとします。解決した後職員室に帰り、2人で苦笑いしながら「じゃあ……帰りましょうか(笑)」。大変お騒がせしました。お疲れ様でした。