楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

オンラインゼミ

本日オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn)。久しぶりに参加できました。直に語り合うとやはり入り方が違いますね。ざっくりな記録は以下の通りです。気になったところを書きまくってたら、軽い議事録みたいになっちゃいました(笑)。

●「OSが変わる」というのは「考え方が変わる」ということ?

→頭の枠組みが変わる、ということ。『学び合い』のセオリーが初期設定になれば、日々の指導の見え方が変わってくる感じ。

ウシガエルって『学び合い』できるの?学び合う本能がDNAに組み込まれていなければできない気がする。

→できない。群れる生物でないと無理。その中でも学び合えるのはごく一部だと思う。

●「愛」とは何か?

→俺なら恋愛と比較して説明する。恋愛は一緒にいて楽しい。愛はいないと辛い。空気のようなもの。

●あらゆる質問に対応するためには?

→多くのジャンルの本を読むこと。本当にあらゆるジャンル。そして、膨大な語り合う経験。そうすることで「過去の経験」として積まれていく。ちなみに一対多数の質問形式は、質問者以外にも伝えられるからコスパが良い。

●『学び合い』の戦略は、ホモサピエンス生存戦略純化させたものだから、集団の中で普遍的に勝つ(詳しくはアクセルロッドの「つきあい方の科学」を読んでほしい)。

●西川先生なら一部のエリートをどう育てる?

→まず、多くの教員に「上の上」の子たちを教えることはできない。やれることといえば「多様な人と折り合いをつけながら付き合うこと」の有効性を語ること。ちなみにこれからの「エリート」は多様になる。東大に行くような人、一流の畳職人になる人など様々。

●CDはなくならないのにMDが無くならないのはなぜ?

→CDはなぜだろう?と思うけど、多分手元に置いておきたい人がいるんだろう。MDはおそらく再生できる機器が少なかったからかな。

●授業レベル以上の『学び合い』をするために

→最近出している「『学び合い』はしない」「教師のためのお金の増やし方がわかる本」はまさにそのための本。

●教員不足は加速していく?

する。でも行くところまで行ったら変わる。それを早めるために俺は「これからどういう社会になるか?」を情報発信している。

●西川先生に似てる考えをもった人はいる?

→リッカート。彼の研究成果は見事に『学び合い』と一致している。ちなみにジーン・レイヴの「状況に埋め込まれた学習」を読めば、『学び合い』がホモサピエンスの本能だということが納得できる。

●「働く」とは?

→まず生活の糧を得るため。そして、楽しく誇り高く生きる、自己実現のための手段の一つ。「本当にすべきことは何か?」がわかれば、仕事の自由度はものすごく広いことに気づく。「みんなもそうしているから」という考えでは、日々の業務で身動きが取れなくなる。一人ひとりが「自分の幸せ」を追求すべきだと思う。

●目標の立て方について

→自分にとっての幸せが明確になってきたら、あとは何かそれにつながることが思い浮かんだらすぐやる。やれることは多い。とにかくそれをすぐやること。目標を立てるよりもその方がはるかに大切。

●よくクラスは担任の色が出るというが、それはクラスの2割弱が担任を見切った結果なのですか?

→その通り。小学校の場合はそうだが、中・高の場合は教科担任の影響もかなりある。