「教室マルトリートメント」にて、ギリシャ神話の「プロクルステスのベッド」という神話が紹介されていました。プロクルステスという山賊が疲れた旅人をベッドに寝かせ、体がベッドからはみ出した部分は切り落とし、体が小さければ引っ張って引き裂いたというものです。残酷な話ですが、この話から「人には、自分の基準に無理矢理相手を当てはめようとしてしまうところがある」という教訓がもたらされます。
そして、この神話は教育関係者が陥りがちな思考プロセスだと述べられています。「こうすべきだ」という型からはずれないように子どもたちを導く考えです。過去の自分を振り返ってみると、その考えはあったように感じます。それも無意識に。残酷な神話だと感じましたが、実はそれに近い思考だったのだと思い、ゾッとしました。
まだ途中ですが、今までの自分を見つめ直せる本です。じっくり読み進めてみます。