「怖い絵」を読みました。前々から読みたいと思っていた本なので、本屋でたまたま目に入った瞬間「今だ!」と思い購入しました。
第一印象での怖さというより、その背後に潜む怖さのある絵が紹介されています。パッと見「え?この絵のどこが怖いの?」と思う作品も結構あるのですが、解説を読む、絵に戻る、解説を読む、絵に戻る…を繰り返した結果、その絵の背後に潜む怖さが理解でき、ゾッとしてきます。
もともと絵画を観るのは好きなのですが、その絵が描かれた時代背景、作者の精神状態など、バックヤードが理解できると同じ絵でも見方がガラリと変わることを知ることができました。今まで平面の2Dで見ていた絵が、奥行きのある3Dで鑑賞できる感覚です。知識のある状態で美術館に行くと、何倍も楽しめるかもしれませんね。