楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

運も実力のうち

Audibleで「One World」を聴き終えました。その中のあるエピソードで「運が良い」とは何かを考えさせられました。運は自分の主観で、自分の解釈により良し悪しは変化します。例えば、以下の2つの解釈です。

「今の自分があるのはあのとき就職試験に落ちたからだ。本当に運が良かった。」

「あのとき就職試験に落ちてから、私の人生の歯車は狂い始めた。あれさえなければ…」

これらはいずれも「就職試験に落ちた」という事象に対する解釈ですが、本人の感じ方はまるで違います。180度違うと言っても良いレベルです。

結局のところ「あの時の自分は運が良かったなぁ」と思えるのは、そう解釈できるほど行動を起こし続けた結果なのだと思います。側からみたら「運が悪かったねぇ」と思われるようなことでも、それをきっかけに行動し続けることにより、いくらでも幸運な出来事に変えることができます。それはすごい実力だと思います。まさしく「運も実力のうち」ですね。

喜多川泰先生の小説は、人の優しさや温かさに触れることができるエピソードが多く、聴いていてホッコリします。今回も癒されました。