前々から気になっていた「世界一やさしい新NISAの始め方」を読みました。生徒たちにすすめる上で、どんな内容か把握するために読んでみました。実際読んでみると、新NISAの具体的な始め方にとどまらず、年代別の戦略、そして高配当株の説明まで示されていて、自分の中で決めきれていなかった出口戦略の部分まで学ぶことができました。
そして基本はバイ＆ホールドの戦略なのですが、長期運用は思った以上に難しいという部分が印象的でした。なんとなく分かってはいたのですが、実際にデータを見たのは初めてでした。2021年の三菱アセット・ブレインズ株式会社の調査によると、投資信託の平均保有期間は、なんとわずか3年なのだそうです。暴落が来た時に、慌てて損切りしたりする人は思いのほか多い、ということなのかもしれません。「そのままいつも通りバイ＆ホールドで大丈夫だ」と確信をもてるようにするためにも「敗者のゲーム」「ウォール街のランダムウォーカー」あたりは読んでおいた方が良いかもしれませんね。
久しぶりに新NISA本を買いましたが、充実した内容でした。著者でユーチューバーの小林亮平さんの解説はやはりわかりやすいです。生徒たちにもすすめてみたいと思います。
