楽級通信ぷらす

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「チーズはどこへ消えた?」

チーズはどこへ消えた?」読了。

とても短くて、とてもシンプルなストーリー。だけどすごく考えさせられる。そんな印象です。

 

ざっくり言うと、二匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、二人の小人「ヘム」と「ホー」がチーズを探し求める物語です。チーズを手に入れれば幸せになれるらしいです。一度大量のチーズを見つけてそれで一生安泰かと思いきや、突如チーズが消えてしまいます。その後の登場人物たちの変化への対応の仕方が私たちの実生活と重なる部分ばかりで、読者を一番考えさせるポイントだと思います。

 

以前「非営利組織の経営」のオンライン読書会をしていたとき話題にあがった箇所がありました。「ここに絶対確実な戦略がある。うまくいっているときに、組織の方向づけを変え、組織そのものを変えることである」。慣れてきたときに自己陶酔が来て、下降線をたどるというものです。これと「チーズはどこへ消えた?」のストーリーがとてもリンクしました。過去の成功にしがみついていると、うまくいかない(チーズが消える)ことがあると対応できなくなる。変化のときこそ自分を変えていかないといけない、ということなのだと思います。

 

この本から学んだことは「常に自己刷新を続けること」です。うまくいっているときこそ、自己陶酔がくる。その前に自分から常に変わり続けることを忘れない、という教訓が得られました。ドラッカーを読んでいたからこそ、刺さるものがありました。短いストーリーですが、自分の見方を変えた深い一冊でした。

 

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ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営 https://www.amazon.co.jp/dp/4478307059/ref=cm_sw_r_cp_api_glc_i_59CJKMAC53B8FJDDZXTV