楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

「静かに!」を言わない授業

「「静かに!」を言わない授業」を読みました。かなり前の本ではあるのですが、『学び合い』の理論が出来上がるまでの過程を知ることができました。おかげで自分自身の授業実践での一つひとつの行動に自信がもてるようになりました。

なぜ異学年『学び合い』は3学年以上が望ましいのか?(2学年だと何が起こるのか)、私語は望ましくないものなのか、などなど気になる点について徹底的に臨床研究で明らかにしています。ボイスレコーダーやカセットテープでの検証方法は、「そこまでやるのか!」というレベルです(笑)。

本の中で桐生先生のいうように、生徒の私語に対して注意する前に少し考えるようになるのは、『学び合い』を実践する上でとても大きいことだと思います。雑談の素晴らしさを教師が知っていれば、生徒の学びを邪魔することも減ってくると思います。内容がスルスル入ってきて、あっという間に読み終わってしまいました。『学び合い』実践者にぜひともオススメしたい一冊です。