楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

対話と折り合い

Audibleにて「政治学者、PTA会長になる」を聴きました。タイトル通り、著者で政治学者である岡田憲治さんが、ふとしたきっかけからPTA会長を務めることになります。そこで起きた数々の出来事について記録されています。

読んで思ったことは「削る改革は責任が問われる」ということです。増やすことに比べ、削ることは本当に難しいということが本書のエピソードから伝わってきました。「確実に機能していない役職だけど、それがなくなるとポイントをもらう機会がなくなってしまう!」「その行事を大事に何十年もやってきた!無くすことなどできない!」などなど、少なからず反発があります。

その中でも、著者はただぶつかるだけでなく、「対話を重ねて相手の気持ちを理解し、折り合いをつけた解決策を探っていく」というスタンスを大切にしていました。だからこそ、PTA業務のスリム化に成功し、PTA全体の空気を居心地の良いものに変えることができたのではないか?と感じました。

初めて聴くジャンルでしたが、考えさせられるリアルな事例が盛りだくさんでした。3月の読書会に備え、また自分の中で考えていきたいと思います。

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