「52ヘルツのクジラたち」を読みました。同僚の先生が学級文庫として置いていたのを見かけ、気になって読み始めた本です。
読んでいるうちに気がついたら感情移入している、そんな作品でした。主人公、主人公の移住先で出会う中学生、主人公を救い出してくれた恩人など、どの人の視点に立つかで感じ方も変わってくる気がします。「52ヘルツのクジラたち」というタイトルも、読んでいくうちに意味が明らかになっていきます。切なくて、それでいて美しいタイトルだなぁと感じました。
後に知ったのですが、この本2021年の本屋大賞だったのですね(笑)。久しぶりに読んだ後の余韻に浸れる素敵な一冊でした。