楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

脳とアートの関係

「なぜ脳はアートがわかるのか」を読みました。自分自身、絵画を見て素敵だと感じているときに脳で何が起きているのかが気になったため、読んでみることにしました。

内容的に難しい部分もあるのですが、全体を通して脳の働きの凄さを知ることができました。人間が見ているモノは、実は脳が映し出したモノ。外から不完全な情報を受け取り、脳で完全な形にして映し出しているのです。

また、風景画や肖像画のような具象画と、一見よくわからないような抽象画では、脳の処理の仕方が全く違うそうです。具象画は生得的な能力に依拠するのに対し、具象画は後天的に学習された情報に依拠します。抽象画といえば晩年のピカソの作品が思い浮かびます。いつ見ても「??」という感じでしたが、おそらくキュビズム等の知識をつけた後に見ると見方が変化してくるのかもしれませんね。

以前「運動脳」を読んで感じたことでもあるのですが、脳の働きは私が思っている以上に凄まじいです。今まで抽象画はよくわからずスルーしていたのですが、この本のおかげで興味が湧いてきました。また美術館に行ってみたいと思います😊

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