Audibleで湊かなえさんの「未来」を聴きました。
「あなたたちの身近に、助けを必要としている子どもたちはたくさんいる」
あとがきで知った、小説に込められたメッセージです。小説に込められた作者のメッセージというものを、今までほとんど気にしたことがありませんでした。ほとんどが「素敵な作品に出会えたな」で終わっていたような気がします。
全て聴いた上でこのメッセージをあとがきで聴き、頭の中で物語を振り返っていました。助けを必要としている子どもたち、そしてその子たちの背景が本当にリアルに描かれています。
子どもたちの「未来」を願って書いた作品なのだということが伝わってきました。ひとりでも多くの方々に読んでいただきたい一冊です。