「先のことはわからないからなんとも言えないが…。何になるかより、何をやるかのほうが大事だと思っている」
「成瀬は信じた道をいく」を読んで一番記憶に残ったセリフです。前作「成瀬は天下を取りにいく」でも炸裂した成瀬ワールドですが、本作のこのセリフに成瀬あかりの生き方が凝縮されているように感じました。
タイトル通り、今作でも主人公の成瀬あかりは信じた道を突き進みます。スーパーでのアルバイト、びわ湖観光大使など、「これをやりたい」ということをとにかくやり続けています。「大きなことを100個言って1個でも叶えられたらいい」という自分自身の生き方を体現しているように感じました。
もっと自由に、もっとやりたいことにチャレンジしてもいい。そういうメッセージが込められているように感じました。とても読みやすく、この3連休で一気に読んでしまいました。オススメの一冊です!