楽級通信ぷらす

大事な事からそうでもない事まで毎日呟いていきます。

オンライン読書会「非営利組織の経営」②

今回はオンラインゼミの前にクローズドなオンライン読書会を行いました。とても骨太な本ということもあり前回では語り尽くせなかったため今回も課題図書は「非営利組織の経営」(https://www.amazon.co.jp/dp/4478307059/ref=cm_sw_r_cp_api_glc_i_MRJ3M7EZWJ8YD4B1137F)としました。前回の参加者に加え、今回はオンラインゼミの先生とオフラインゼミの方も参加してくれました。

 

本の内容を語るというより本を読んで考えてきたことを質問したり共有したりするので、思わぬ角度で肉付けができる感じが個人的にとても好きです。例えば、参加された先生から、課題本のニッチ戦略のところで気になったところとして、「仕事やプライベートでどのようなところでニッチを意識しているのか」と私に質問がありました。考えたこともなかったので、とても新鮮な気持ちになりました(ちなみに明確には答えられませんでした笑)。そこから色々話が弾み、他の人にはできないことが複数できるようなニッチな人材なら将来必要とされるのでは?的な話になりました。そしてそうなれない人もなれる人と繋がれれば問題ない。『学び合い』のセオリーに帰ってきました。

 

私からは生徒が進路を決めるきっかけになるような機会をどう増やしていくべきかを質問しました。自分の中でモヤモヤしていた質問も、参加者の皆さんのおかげで言語化できるためとてもスッキリします。オフラインゼミ生からはデュアルシステムについて教えていただきました。聞いたことはありましたが詳しく聞くとやはりワクワクするシステムです。一教員が実現するのは厳しいですが、一番現実的なのは高校生のバイト規定を緩和させることです。本校では長期休業以外は基本的にバイトはできません。しかし、学業に支障をきたさない範囲で認めれば地域で働く方々もかなり助かるはずです。バイトをして色々な方とコミュニケーションを取った高校生の方が社会に出た時に重宝するという研究結果も、ゼミ生の方が出したとの情報も教えていただきました。

 

色々と記録を書きましたが、正直語り尽くせません(笑)。読書会を通して特に価値を感じているのはやはり参加者それぞれの経験や知識を共有できることです。参加者の皆さん本当にありがとうございました。まだまだ今回の課題図書について話したいことは多いのですが、11月上旬に行う予定の次の読書会まで時間が空くので、この間にちょっと難しい本を読んでみようということで次回の課題図書は「イノベーションのジレンマ」に設定しました。一度読んだのですが、事例の難しさもあり個人的には1人では厳しかったです。次の読書会でも皆さんの力をおかりしたいと思います。

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